| 今年から徳島県の高校入試が変わった。
かつての総選制度を廃止し、各校の独自色を出せる「前期入試」とそれでもダメだった人に再度挑戦してもらう「後期入試」に分けた。
‘自分自身で志望校をきちんと選びなさいよ’ということなのだろう。
そして3月4日、県内公立高校の後期選抜の志願状況が徳島新聞に載った。 平均競争率は1.029倍とのことである。
ちなみに徳島市内のかつて総選校といわれた6校の志願者を表にしてみた。
| 学校 |
定員 |
出願者 |
競争率 |
| 城 東 |
278 |
281 |
1.011 |
| 城 南 |
252 |
259 |
1.028 |
| 城之内 |
168 |
169 |
1.006 |
| 城 北 |
253 |
253 |
1.000 |
| 徳島北 |
279 |
279 |
1.000 |
| 徳島市立 |
224 |
228 |
1.018 |
いやぁ、実に見事である。
よくこれだけ生徒数を調整できたなぁと感心してしまう。
なんと、城北と北高はピッタリである。
「こんな入試ならいいなぁ」、思わずそう思ってしまう。
ところが、である。
実はこの生徒達は一度敗北感を味わっている。
そう、前期入試に落ちた生徒なのである。
ちなみに前期の志願状況を見てみる。
前期には学習活動を見る要件「ア」で入試するものと、芸術・スポーツ活動で見る要件「イ」があったが、要件「ア」での志願状況が下の表である。
| 学校 |
定員 |
出願者 |
競争率 |
| 城 東 |
88 |
392 |
4.45 |
| 城 南 |
79 |
257 |
3.25 |
| 城之内 |
53 |
210 |
3.96 |
| 城 北 |
86 |
300 |
3.49 |
| 徳島北 |
88 |
356 |
4.05 |
| 徳島市立 |
74 |
236 |
3.19 |
これは大変だ!
のきなみ競争率が3〜4倍である!
なにしろ各校定員の3〜4割しか取らないのであるから、6〜7割の生徒は落ちることになる。
そして前期入試の合格発表から後期入試の合格発表まで約35日同じ学校の中で、合格通 知をもらって‘天国’の生徒とリベンジ組の生徒とが同居する。
「中学生の6割にこんな敗北感を持たせていいものなのか」
これが今年の高校入試の私の思いである。
後期でこれだけ調整できるのだから、その調整能力でなんとか1回の試験にするわけはいかないのだろうか。
失敗を経験するのは悪いことではない。
それを乗り越えて成長が見られるのも事実である。
しかし、徳島の15才の6〜7割が味わう敗北感も大きすぎるのではないだろうか。
こんな受験はいやだなぁ・・。
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