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2004.3.14更新

今年から徳島県の高校入試が変わった。

かつての総選制度を廃止し、各校の独自色を出せる「前期入試」とそれでもダメだった人に再度挑戦してもらう「後期入試」に分けた。
‘自分自身で志望校をきちんと選びなさいよ’ということなのだろう。

そして3月4日、県内公立高校の後期選抜の志願状況が徳島新聞に載った。 平均競争率は1.029倍とのことである。
ちなみに徳島市内のかつて総選校といわれた6校の志願者を表にしてみた。

学校
定員
出願者
競争率
城 東
278
281
1.011
城 南
252
259
1.028
城之内
168
169
1.006
城 北
253
253
1.000
徳島北
279
279
1.000
徳島市立
224
228
1.018


いやぁ、実に見事である。
よくこれだけ生徒数を調整できたなぁと感心してしまう。
なんと、城北と北高はピッタリである。
「こんな入試ならいいなぁ」、思わずそう思ってしまう。

ところが、である。
実はこの生徒達は一度敗北感を味わっている。
そう、前期入試に落ちた生徒なのである。

ちなみに前期の志願状況を見てみる。
前期には学習活動を見る要件「ア」で入試するものと、芸術・スポーツ活動で見る要件「イ」があったが、要件「ア」での志願状況が下の表である。

学校
定員
出願者
競争率
城 東
88
392
4.45
城 南
79
257
3.25
城之内
53
210
3.96
城 北
86
300
3.49
徳島北
88
356
4.05
徳島市立
74
236
3.19

 

これは大変だ!
のきなみ競争率が3〜4倍である!
なにしろ各校定員の3〜4割しか取らないのであるから、6〜7割の生徒は落ちることになる。

そして前期入試の合格発表から後期入試の合格発表まで約35日同じ学校の中で、合格通 知をもらって‘天国’の生徒とリベンジ組の生徒とが同居する。

「中学生の6割にこんな敗北感を持たせていいものなのか」
これが今年の高校入試の私の思いである。

後期でこれだけ調整できるのだから、その調整能力でなんとか1回の試験にするわけはいかないのだろうか。

失敗を経験するのは悪いことではない。
それを乗り越えて成長が見られるのも事実である。

しかし、徳島の15才の6〜7割が味わう敗北感も大きすぎるのではないだろうか。

こんな受験はいやだなぁ・・。